病院職員のぼやき

その日書きたいと思った事を書きます

コロナ禍の過ごし方

 皆さんはコロナ禍をどのようにお過ごしでしょうか。コロナ禍が終わり、2019年以前なら出来た事が出来る日を願って我慢されているでしょうか。あるいはコロナがん無視で2019年以前のような生活をされているのでしょうか。私の周りを見る限り、前者が多数派ですが、ただ耐え忍ぶ時期は最初の緊急事態宣言中までだと思います。

 コロナ禍が長期化の様相を呈し、ワクチンだけでは事態を収束出来ない事が判明し、重症度に応じた治療薬が開発されてもなお元の生活に戻れないこの状況下においては、何かゲームチェンジャーとなりうるようなもの、あるいはコロナ側の変異等がない限り、感染対策を続けざるを得ないでしょう。

要するに、「我慢していればいずれ元の生活に戻れる」と期待して待つ時期はもう過ぎていると思います。

 私はコロナ禍でいくつか新しい趣味を始めました。そのうちの一つは料理です。家の中で出来る趣味であり、実用性も抜群です。まだまだ下手の横好きですが、自分の好きなものを自分で作れる事、冷蔵庫の中にある材料を無駄にしないで好みの味で食べられる事にはそれなりの満足感を覚えています。少しずつはまっていって、とうとうオーブンレンジを買ってしまうくらいはまりました。コロナ禍という特殊な状況が発生していなければ、料理をやってみる事も無く、一生はまらなかったかもしれません。

 いつ終わるともわからないこの状況、ただ我慢するだけでは人生を無駄にしてしまうと思います。今出来ることを精一杯楽しみましょう。コロナ禍を言い訳にしても過ぎた年月は返ってきません。

新しい生活様式とは

 きちんと守っていると、味気ない生活になりますよね。

 もう2年近く持ち帰り以外の外食をしていません。「おしゃべりは控えめに」って、それ何しに行ってるんだろう。人と食事に行って、純粋に料理とだけ向き合うような領域まで私は至っていません。

 まん延防止等重点措置。旅行大好きですが、県境をまたぐ移動は自粛して下さいとの事。解除はされていますが、だからと言って、県外に旅行行ったらコロナ感染しましたー気を付けてたんですけどねーなんて言い分は笑止でしょう。鈍行メインで下関から東京まで数日かけて各地を見て回った日々が懐かしく思います。もうあんなことは出来ないのかな。

コロナ禍の遠距離恋愛

 近くにいても簡単に会えないこのご時世、遠距離恋愛をやってる人はどのように過ごしているのでしょうか。私が思いつくスタンスは下記の2つ位です(どちらも感染対策を十分に行っている事が前提です)。

 ①感染者数が落ち着いたタイミングを狙って会う

 ②感染者数に関わらず、会える時に会う

 どちらが正解という事はないでしょうし、各々の状況を総合的に考えて判断する事でしょう。例えば、家族と同居で人と接する仕事をしていれば①を、反対に一人暮らしで人と接触しない仕事をしていれば②を選ぶ、という方が多いのではないでしょうか。

 彼女や家族、職場の事を考えれば①が望ましいのは明白でしょう。ましてや病院関係者であれば「自分の行動が原因で職場に感染を広める訳にはいかない」との思いを持っているでしょうし、また、そのプレッシャーを感じている事でしょう(全員がそうだとは思いませんが)。

 私も彼女も①を選択してきた一人です。その選択を続けてそろそろ2年です。その結果、2年で10回も会えていません。お互いの休みが合わないのも理由の一つですが、やはり「会った事が原因でコロナを持ち込んでしまった」という事態を避けたいとの思いからです。ですが、何も気にせずに会いたいと考えないかと言えば噓になります。

 このコロナ禍の下、①のスタンスで遠距離をされている方々はどのように過ごされているのでしょうか。