病院職員のぼやき

その日書きたいと思った事を書きます

五類感染症への指定見直し

 一部報道で、岸田首相がコロナを現状の二類感染症から五類感染症へ指定を見直す方向に入ったとのニュースが流れていますね。まだ信頼に足る根拠に基づく報道なのかわかりませんので、噂話程度に理解した方が良いでしょうね。記事の内容は読みましたが、岸田首相が方針転換したと断言している割には、根拠が弱いと感じました。元々、岸田首相は初心貫徹というより朝令暮改の傾向にあるようですし。

 真偽のほどはさておき、私は五類感染症への指定見直しには基本的に賛成です。大変意見の分かれるところだと承知しておりますが、国全体で見てプラスになると考えるからです。

患者数は相当数増えるでしょう。亡くなる方も増えるでしょう。ですが、これはいつか避けられない事だと思います。

 コロナはデルタ株からオミクロン株へ、そこからBA.2、さらにはXEという変異株まで出現しています。国内ではまだ発見されていないとの事ですが、時間の問題でしょう。最初のオミクロン株から変異株のBA.2にかなり置き換わってきてますが、これが収まるか収まらないかのうちにXEが流行していくのではないでしょうか。

2019年末の新型コロナウイルス発見から今日に至るまで、2年半程度で何種類の変異株が発見された事でしょう。

要するに、コロナ禍は終わりが見えないのです。

 とはいえ、コロナに罹ったら入院や自宅療養等を命じられる社会が未来永劫続けられるとは思えません。もしも本当にそれを目指すなら、日本の社会構造を変えるレベルで取り組む必要があるでしょう。

 いつか、コロナに対する対応を変える必要があると思います。それがいつのタイミングか、慎重な判断を要するところでしょうが、無為に先延ばしにしても問題は解決しないでしょう。